こちらではヒストリカルデータの取得方法について解説します。
ヒストリカルデータとは?
過去の相場のデータのことです。
通常、MT4には一定期間の相場のデータしか入っていません。
システムの過去の勝率を遡って表示させるためには、過去の相場のデータ(ヒストリカルデータ)を取得し、MT4に反映させる必要があります。
ヒストリカルデータの取得方法
FXDDのヒストリカルデータ提供ページにアクセスし、取得したいヒストリカルデータの通貨名をクリックすると、ダウンロードが始まります。
今回は例として、「USD/JPY」をダウンロードしてみます。
zipファイルがダウンロードされるので、そのzipファイルを展開し、「USDJPY.hst」をデスクトップに保存します。
これで、「USD/JPY」のヒストリカルデータの準備ができました。
MT4のオプション設定
次にヒストリカルデータをMT4に取り込むために、MT4の事前準備を行なっていきます。
メニューバーから「ツール」→「オプション」を選択します。
「サーバー」タブで「プロキシサーバーを選択有効にする」のチェックをONにして、[プロキシ]をクリックしてください。
「サーバー」欄に適当な英数字を入力して[OK]で画面を閉じてください。
次に、「チャート」タブを開いて、「ヒストリー内の最大バー数」と「チャートの最大バー数」の数値を、「9999999999」と入力して、[OK]で画面を閉じてください。
今回取り込む通貨ペアの既存データの削除
次に今回ヒストリカルデータを取り込む通貨ペアの既存データを削除します。
今回取り込む通貨は「USD/JPY」なので、「USD/JPY」の既存データを削除していきます。
メニューバーの「ファイル」から「データフォルダを開く」をクリックしてください。
「history」→「FXCM-AUDDemo01」を開き、今回は「USDJPY」とつくファイルをすべて削除します。
そうしたら、一度MT4を閉じてください。
ヒストリカルデータを取り込む
再度、MT4を開いてください。
メニューバー「ツール」→「ヒストリーセンター」を選択してください。
「Forex」横の「+」をクリックし、下にスクロールさせて「USDJPY」を探します。
「USDJPY」をダブルクリック→「1分足(M1)」をダブルクリック(←結構重要です。クリックではダメです)→「インポート」の順にクリックします。
「インポート」画面が開きますので[参照]をクリックしてください。
デスクトップ上に準備した「USDJPY」フォルダの中のファイルを選択して開きます。
デスクトップ上に準備した「USDJPY」フォルダの中のファイルを選択して「開く」をクリックします。
もしフォルダを開いたとき、ファイルが何も表示されないときは、右下のプルダウンから「All Files」を選択してみてください。
「インポート」の画面に戻ります。
データが表示されたら、最終行までスクロールさせて、2005年1月10日からのデータが取り込めたことを確認してみてください。その後、[OK]で画面を閉じてください。
ここで、しばらく待っても画面下に日付も価格も表示されないときは、2つ前の手順で「1分足(M1)」を選ぶとき、ダブりクリックしなかったことが考えられます。画面は[キャンセル]で閉じて、やり直してみてください。
こちらの画面にもデータが反映されましたね。[閉じる]で画面を閉じてください。
オフラインチャートを表示させる
メニューバー「ファイル」→「オフラインチャート」を選択します。
「USDJPY,M1」(1分足)の行を選択して、[開く]をクリックしてください。
「USDJPY,M1」(offline)」のデータが表示されました。
5分足のチャートを表示させる
1分足以外の時間足のチャートを作成するには、「period converter ALL」というスクリプトを使用します。
「period_converter_ALL.mq4」をクリックしてください。
会員登録を求められるので、IDとメールアドレスを入力して会員登録を行うか、Googleアカウントを使って会員登録を行います。
会員登録後、再度こちらのページを開いて、「period_converter_ALL.mq4」をクリックし、ダウンロードしてください。その後、デスクトップに保存します。
MT4のメニューバーの「ファイル」から「データフォルダを開く」をクリックしてください。
「MQL4」→「Scripts」を開き、そこに先ほどダウンロードした「period_converter_ALL.mq4」を格納してください。
スクリプトをMT4に反映させるために、MT4を終了させ、もう一度起動させてください。
次に、ツールバーの「ナビゲーター」ボタンを押し、「ナビゲーター」画面の「スクリプト」→「period_converter_ALL」をダブルクリックしてください。
もし「period_converter_ALL」が表示されていない場合は、MT4の再起動をしていないということです。必ず再起動してくださいね。
ダブルクリックして実行後、数十秒から数分かかりますが、すべての時間足のデータが自動で作成されます。
マシンによっては「応答なし」になって、PCがフリーズしたようになることがありますが、強制終了させたりせず、そのまま待っていてくださいね。
応答なしの状態から復帰したら、MT4にデータを正しく反映させるために、もう一度MT4を終了させて再度起動してください。
メニューバー「ファイル」→「オフラインチャート」を選択してデータが作成されたか確認します。
古い日付のデータが反映されたUSDJPYの全ての時間足のデータが作成されました!
「ツール」→「オプション」の「サーバー」タブを開き、「プロキシサーバーを有効にする」のチェックを外し、OKをクリックしてください。
念の為、MT4を閉じて、再度開いたら完了です!
「USD/JPY」のチャートを表示させて、再度SIRIUSを導入してみてください。
過去の勝率も反映されているはずです!